【京都】「舞鶴防衛戦隊チャッタマン」活動開始から10年、新たなメンバーを募集

　京都府舞鶴市のご当地ヒーロー「舞鶴防衛戦隊チャッタマン」が今年、活動開始から１０年になった。市民有志がショーを行い、子どもたちを中心に根強い人気を誇る。ただショーを続けていくためには人手が不足しており、新たなメンバーを募集している。チャッタマンは舞鶴のシンボルを基にした「赤れんがレッド」「舞鶴湾ブルー」「肉じゃがイエロー」「しだれ桜ピンク」「万願寺グリーン」の５人で構成し、舞鶴で悪さをする敵と日夜戦っている。２００７年８月に開かれた市内のイベントで初登場した。

　「子どもたちに舞鶴を愛する気持ちを持ってもらいたい」と当初から市民が自主的に運営。現在は３０～５０代の市職員や印刷業者、自衛官ら約３０人が参加し、依頼を受けて幼稚園の行事や市内の催しなどに出向き、年間２０回ほどショーを行っている。衣装や小道具は手作りでシナリオもイベントごとに自分たちで考えている。ショーでは「チャッタマン頑張れ」と声援が送られ、終了後は記念撮影をしようと子どもたちが殺到する。

　一方、人手不足が最近の悩み。ショーには、出演者や声の吹き込み役、音響担当など最低８人が必要だが、仕事や育児で忙しく１回のショーに集まれるメンバーは限られている。最少で３人の時もあり、１人で何役もこなした。チャッタマン５人がそろうのは年１回程度だ。代表の芦田佳明さん（４０）＝同市浜＝は「子どもたちのためにこれからも活動を続けたい。一緒に舞鶴を盛り上げたいと思う人は参加してほしい」と呼び掛けている。

▼以下詳細はリンク先にて

舞鶴防衛戦隊チャッタマン（まいづるぼうえいせんたいチャッタマン）は、京都府舞鶴市を中心に活躍しているローカルヒーローである。時には北近畿一円から京都市内まで敵を追っていくことがある。チャッタマンの名前の由来は、舞鶴弁の「ちゃった」（〜なさった）という独特の方言に由来し、命名された。

メンバーは、赤れんがレッド、舞鶴湾ブルー、しだれ桜ピンク、肉じゃがイエロー、万願寺グリーンの5名の構成。それぞれ、舞鶴市の特産品や名所旧跡に由来した命名をされており、舞鶴の平和と自然を守るため戦っている。

これまでに登場した敵は、博士が開発した海水浄化装置を奪い、舞鶴湾を汚すことを画策したオーセン将軍や、日本海を汚すエチゼンクラゲキング、破壊軍曹、アーク将軍などがいる。舞鶴市のイベントなどでよくショーをやっており、ローカルヒーローの中でも露出は多いが、メンバーが全員そろわないことも多い。